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寒い季節にアーユルヴェーダの秘訣: 冬の健康をサポート

もう少しで旧暦の「大寒」の時期が訪れます。

冬に入ると日々の寒さが徐々に厳しくなってきます。
この季節になるとお客様や友人から体の不調に関する相談を受けることが増えます。

「手荒れがひどいんですけどどうしたらいいんでしょうか?」や「よく咳をするようになったけど何が原因かな?」など、乾燥や冷えに関する悩みが増える季節です。

実際お客様へオイルマッサージを施術させていただく際も、
お客様の肌が乾燥していることによりオイルを吸収されてしまうことも多くなってきます。

そこで、今回はアーユルヴェーダの冬の過ごし方についてご紹介したいと思います。

アーユルヴェーダの視点から見た冬の到来!

アーユルヴェーダの視点から見た冬の到来!
冬の到来は自然界のサイクルにおいて重要な時期であり、アーユルヴェーダの視点からも特別な注意が必要です。
この季節は「ヒマ」と呼ばれ、寒さ、乾燥、風の要素が支配的であり、これに対処するための適切なアーユルヴェーダのアプローチが存在します。

冬は寒冷な気候であり、日照時間が短くなります。
この時期には「ヴァータ」ドーシャ(生体エネルギー)が増加しやすく、
乾燥や寒さによって体内のバランスが崩れやすくなります。
アーユルヴェーダは、この季節にドーシャのバランスを保つためにライフスタイルやスパイスなどをおすすめします。

そもそも「ヴァータ」って何?

そもそも「ヴァータ」って何?
ヴァータ(Vata)は、アーユルヴェーダの三大ドーシャの一つで、生体エネルギーの主要な要素の一つです。ヴァータは空気(風)と宇宙の要素に由来し、軽やか、乾燥、冷たい、変化しやすい特性を持っています。
このドーシャは、体内のさまざまな生理的および心理的プロセスに関与し、個人の身体的、感情的、および精神的な特徴に影響を与えます。

ヴァータの特徴的な特性には、以下の要素が含まれます:

〇軽やかさ(Lightness): ヴァータは身体や思考が軽く、敏感であり、移り変わりやすい性質を持ちます。これは、アイデアの創造性や柔軟性を高める一方、不安や散漫さをもたらすこともあります。

〇乾燥(Dryness): ヴァータは乾燥した性質を持ち、肌や粘膜の乾燥、便秘、喉の渇きなどの症状を引き起こす可能性があります。

〇冷たさ(Coldness): ヴァータは寒冷な性質をもち、寒い季節や冷たい食べ物を摂ることが不向きです。寒さにさらされるとヴァータが増加し、体温を下げる傾向があります。

〇変化しやすさ(Changeability): ヴァータは変化しやすい性質を持ち、気分や体調が急激に変わることがあります。不規則な食事や生活習慣は、ヴァータの不均衡を招く可能性があります。

ヴァータのバランスが崩れると、不安、不眠、消化不良、関節の痛み、便秘、乾燥肌などの身体的および精神的な不調が発生する可能性があります。アーユルヴェーダでは、ヴァータのバランスを取り戻すために適切なライフスタイル習慣を推奨しており、これによって体と心の健康を維持し、不調を軽減できると考えられています。

ライフスタイルは何を意識するべきなのか?

寒い冬の到来は、アーユルヴェーダの視点から見ても注意が必要な季節です。この時期、寒さと乾燥が体と肌に影響を与える可能性が高く、適切なライフスタイル習慣を取り入れることが大切です。以下では、冬季のライフスタイルに焦点を当て、乾燥から肌を守り、体を冷やさない方法、そして適切な睡眠時間についてご紹介します。

乾燥から肌を守る

ライフスタイルは何を意識するべきなのか?
冬の空気は乾燥しやすく、これは肌の乾燥を引き起こす主な要因です。アーユルヴェーダ的なアプローチでは、肌を守るために以下のステップをお勧めします:

自己マッサージ(アビャンガ): 乾燥した肌を防ぐために、保湿効果のあるオイルを使用して、体全体にマッサージを行います。

温かいシャワー: 熱いお風呂やシャワーは肌の保湿を奪うことがあります。ぬるめの水温で、過度な洗顔や体の洗浄を避けましょう。

ハーブとスパイス: 乾燥から肌を守るために、アーユルヴェーダのハーブやスパイスを食事に取り入れることがおすすめです。クミン、コリアンダー、クルクマ(ウコン)などが肌を健康に保つのに役立ちます。

冷やさないこと

ライフスタイルは何を意識するべきなのか?
冷たい季節に体温を維持することは重要です。アーユルヴェーダ的な冷えを防ぐ方法には以下があります:

温かい食事: 温かい食べ物や飲み物を摂ることで体温を保ち、代謝をサポートします。温かいスープやハーブティがおすすめです。

適切な服装: 防寒着を適切に着用し、特に首、足首、手首などの部位を保温しましょう。

運動とヨガ: 適度な運動やヨガの実践は、血液循環を促進し、体温を上げるのに役立ちます。

何時まで寝るべきか?

ライフスタイルは何を意識するべきなのか?
冬の睡眠についても考える必要があります。
寒い季節に適切な睡眠時間を確保するためポイントを抑えておいてください!

早い就寝: 冬の夜は長く、暗くなるのが早いため早寝することがおすすめです。
夜遅くまで起きていると、いろいろなことを考えてしまう要素が高まります。

早起き: 冬の朝は新鮮で清らかなエネルギーが豊富です。
早起きして朝の日光浴を楽しんで、体内時計を調整しましょう。

冷えや乾燥から体を守り、健康的な冬のライフスタイルを築くために、アーユルヴェーダのアプローチを取り入れることは賢明な選択です。
個人の体質に合ったケアを実践し、寒い季節を快適に過ごしましょう。

まとめ

もうすぐで冬はやってきます。
今まで悩んでいたことや気にしていたことがアーユルヴェーダの観点で見ると解決につながることもあります。

まずは、冬を健康的に乗り越えるためにライフスタイルの見直しや睡眠の見直し、
食べるものを温かくしてみる、ハーブやスパイスを取り入れてみるなどを考えていただくだけで変わってくると思います。

当サロンではアーユルヴェーダを用いたオイルマッサージで施術をしていることと、
私がアーユルヴェーダの観点での色々なアドバイスをさせていただくこともできます。

気になる方はぜひ当サロンを利用してみてください。
皆様のご来店心よりお待ちしております!