始まりは、お店にいらっしゃるお客様に更年期の不調をうったえる方が多いと実感したことがきっかけです。
皆さん、ご家族にもわかってもらえず、そして、手助けしてもらえることもなく 家事、育児、介護と頼りにされ、そして仕事もしてとへとへとに疲れた方が多いのです。
sattvaでは、毎度施術に入る時には
『今日の体調はどうですか?特に気になる箇所はありますか』とお伺いしています。そんな時に話題になるのが、なんとなくの不調。
なんかだるい 頭が重い やる気起きない 肩がこる 家事をしたくない 一緒にいる家族にイライラする いつも眠い…などなど
どうせ、いつもやる気ないし~とかの言葉で片付けてしまいがちです。
でも、女性の体は若くても年をとっていても常にゆらゆらと揺らぐもの。良かったり悪かったりを繰り返します。
生理があればあったで 月の中で高体温期、低体温期と変化し 調子も良くなったり悪くなったりします。生理が無かったら無いで、家族のひと言や仕事のプレッシャーなど、社会環境に振り回されます。
身体と精神は一体であり、分けることはできません。年齢からくる症状なのか、季節の変わり目で不調なのか、仕事場の環境などでストレスをかかえての不調なのか自分でもわからなくて本当はつらい思いをしていませんか
少し話はずれますが、ちょうど私は更年期ど真ん中の年齢!
『私も~ちょっと聞いてくださいよ~!』 なんて言いながら最近あった出来事を話しながら
施術したりもしょっちゅうです。
また不満や愚痴、体調の変化の話を さらけ出すのもありです。
汗と一緒に悪い気をタオルに吸わせて洗濯機行きです。
お店から帰られる時に、晴れやかな笑顔になっていると私もうれしいです。
お話をする、聞いてもらうことって大事ですね。
お話をしていても、不調の理由がわからないと、より不安になってしまいますので、
正しい情報と自分の個人差を照らし合わせてある程度の予測をつけて
一つずつ生活を変えていくと良いかとアドバイスもしています。
自分でもわからなければ調べたり、お医者様にかかることをすすめたりもします。
女性の一生は月経(生理)によって4つのステージにわけられるそうです
月経を迎える頃 思春期
月経がある時期 性成熟期
月経を終える時期 更年期
月経を終えてから 老年期
何歳から何歳ときっちりはなりませんし、30代で生理が終わってしまう方や55歳になってもまだ生理が来る方もいます。そういう方はなかなかこの区分けの呼び方はふさわしくないかもしれません。
だいたいな感じで思っていればよいと思います。
sattvaでは、このステージ、性成熟期の終わりから更年期、老年期にかけてを ゆらゆら揺らいでいる
女性を 応援したいと思っています!
そして、特に更年期以降の世代は、いくら価値観や仕事や環境が違っても
身体という乗り物の劣化はなんとなく似通っていて、どこかしら弱い場所にガタがきます。
きっと何年か乗った車はたまにバッテリーもタイヤも変えないと
エンジンに負担がかかってくるのと同じなのです。
身体のパーツは取り換えができませんので長く使う為には、大切に磨いたり休ませてあげることが必要になってきます。
今回はまず始まりとして、基本をおさらいして不調の原因を探っていこうと思います
更年期障害 原因 女性ホルモンの低下
一般的にはエストロゲン(黄体ホルモン)の減少が更年期障害の原因とされていますが、プロゲスタント(卵胞ホルモン)も減っていきます。
エストロゲンは女性らしさを作るホルモンで、成長とともに分泌量が増え、生殖器官を発育、維持させる働きをします。肌を美しくしたりする作用もあります。免疫力や自律神経、代謝を活発にしたりする働き、アルツハイマー病や、大腸がんの発症率を抑制します。
プロゲステロンは妊娠準備のホルモンといわれており、基礎体温を上げて受精卵が着床しやすいように子宮の内膜を安定させます。月経前になるとどちらのホルモンも急激に減少することで神経伝達物質に影響しイライラなどの症状がでると言われています。
50代中頃には、エストロゲンの量は 初潮を迎えたころまで落ちるといわれています。
卵巣機能が落ちてくるのは個人差はありますが大体40歳を過ぎ、さまざまな不調が現れはじめます。
その症状は実に100種類に及ぶとされており、ほとんどの女性は何かしらの不快な症状を感じます。
更年期に体に起こっていること3つのこと
血管運動障害
ほてり、のぼせ、、ホットフラッシュ、息切れ、発汗、寝汗、むくみ、など。
その他の身体症状
めまい、動悸、胸が締め付けられるような感じ、頭、肩、腰や背中、関節の痛み、
冷え、しびれ、疲れやすい、便秘、下痢、、のどの渇き、ドライアイ、吐き気、胃もたれ、胸やけ、手指の症状(痛み・しびれ・変形)、尿失禁、月経異常など。
精神的な症状
気分が落ち込む、やる気でない、イライラする、あまりよく眠れない、、不安感、物忘れ、物覚えの低下、情緒不安定、など。
まとめ
いずれの症状も身体的・心理的・社会的因子が複雑にからんでいます。
思いがけない仕事のプレッシャーから自律神経を乱してしまったり、親の介護が急に必要になり、自分の疲れを見て見ぬふりをしたり、
いそがしさのあまり、すべて更年期だからしょうがないと、なんとなく機嫌の悪い月日をやり過ごしたりしてしまいます。
すべてを更年期のせいにしていると、深刻な他の病気から出る症状の時もあるので、そこは自分のことを大切にし、面倒だと思わずに調べましょう。
特にプレ更年期と言われている30代~40代前半は婦人系の疾患のことも多いので注意が必要です。
症状に不安や疑問を持ったり、いつもと違うなと違和感などを感じたときは、なるべく早く専門医に見てもらいましょう。
普段から、自分の弱くて崩しやすいところを見てもらえるかかりつけ医を作っておくとよいでしょう。